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世界食料価格危機

「世界食料価格危機」

「日本の科学者」という雑誌が、毎月1回届きます。
日本科学者会議という団体が編集発行しているもので、毎号研究者の興味深い論文が掲載されています。

今月の特集は、世界食糧危機。

安部淳先生(岐阜大学教授)の論稿によると…

世界の食糧事情は、2008年春から夏にかけて国際穀物価格が史上最高値を更新。
価格高騰が世界を覆った結果、世界の飢餓人口は10億2000万人に。
FAOは2009年11月、2050年までに現在の1.7倍の食糧増産が必要としている。

しかし、現在のところ、穀物生産高は連続して史上最高値を更新。
2010年期末在庫は、安全水準を上回る22.1%が見込まれているとか。
また、2008年の一人あたり食料は1960年よりも60㎏多い、332㎏。

地球人口68億人を養うに十分な食料が生産されている一方で、飢餓人口は10億人を超えている。

なぜか。

様々な原因があると考えられるし、安部先生もいくつかの要因を挙げられています。

その中で特徴的だったのは、世界穀物市場での価格高騰。

穀物先物市場の規模は、2003年には取引高130億ドルだったのが、2008年には3170億ドルにも拡大している。
この穀物市場による価格高騰が、途上国における深刻な食糧危機の要因の一つとなっている、と。

これは、世界的株価下落などの不況の中で、ヘッジファンドなどの過剰貨幣資本が穀物市場に流入したことが原因と、安部先生は指摘。

その結果、世界最大の米国穀物商社であるカーギルの2007年純収益は、23億4000万ドル(前年比52%増)。同じ2大穀物メジャーのADMも同22億ドル(前年比67%増。

人の生存に不可欠な食料が投機対象となった結果、それによって大儲けする人がいる一方で、飢餓に苦しむ人が10億人以上も存在する。

食糧問題に限りませんが、市場経済の弱点が露わになっていると言わざるを得ないのではないか、と。


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by lawyer-nishikawa | 2010-08-28 11:53 | 社会のこと

四万十レボリューション

「四万十レボリューション」

商売で業績を上げていく視点として、付加価値を高めていくことや、最終ユーザーと直接につながることなどは、よく指摘されますね。
でも、実際にやるのは難しい…。
それでも、実践している会社は少なくないわけで。

中小企業家同友会メディアで、それを実践している会社が紹介されてました。

会社名は、㈱四万十ドラマ。
社長は、畦地さん。

もともとは、四万十川中流域の三町村が出資する第三セクターとしてスタートしたそうですが、5年程度で独立採算を実現し、11年後である2005年には株式会社となったそうです。

この会社が手掛けることは、天然素材を活かした商品開発・販売、道の駅運営、観光交流事業など幅広い。

付加価値を高めた商品として「四万十ひのき風呂」。
製材所の端在に桧の油を染み込ませることで、風呂に浮かべるだけで桧の香りが漂う優れモノ。

もひとつは「かおり米十和錦」。
香りがきついと都市では敬遠されていた米を、少し混ぜて炊けば新米のようなご飯になると小分けにして売り出したもの。
80グラム200円という日本一高い価格だけど、好評だそうです。

そのほかにもヒット商品が多数あり、オリジナル商品は30品目を超えるそうです。

そんな㈱四万十ドラマのコンセプトは、

ローカル、
ローテク、
ローインパクト。

ローカルは、四万十川を共有財産に地元地域の豊かさを大切にし、
ローテクは、地元の農林漁業の素材を活かし、
ローインパクトは、環境に負荷をかけない。

この他にも、ローフード、ローライフなどもコンセプトになっているそうです。

「ロー」シリーズのコンセプト。素晴らしいですね。

こういった成功を導くのは、ビジョン、コンセプトが練られていること、練られているからこそぶれないこと、でしょうか。

地域にしっかりと根を張り、新しい試みを実現していく。
レボリューションな感じです。

自分もコンセプトを「ロー」にしてみたりして。

「ロー・ロイヤー」

ちょっと違うか(笑)。

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by lawyer-nishikawa | 2010-08-25 23:55 | 経営のこと

ご当地ドロップス

「ご当地ドロップス」

ご当地ドロップス。
最近、テレビや雑誌で時々取り上げられていますよね。

日本観光商事という会社が、各地のご当地メニューを飴で表現しているもの。
結構、売れているとか。

ご当地メニューといっても、実際には、香料を使って味の雰囲気を出しているそうです。
が、このラインナップがすごい。

北は北海道の「いくら丼ドロップス」から、南は沖縄の「ミミガードロップス」まで、およそこれまで飴にすることも思いつかなかったであろうといっった味が、100種類以上も並びます。

果たして、食品である以上、おいしいのか(飴として許される味なのか)気になります。

雑誌やウェブをみていると、リアルに味が再現されているからか、ほんとに不味いものもあるようで。

最も不人気(人気?)なのは、宮崎名産「冷や汁風ドロップス」。
魚の生臭さが、全面的に再現されていて、かなり厳しいようです。
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思うのは、この着眼点ですよね。
普通、食品であれば、美味しさを追求するところ、そうでなく不味さを売りにしてしまう発想。
まさに逆転の発想ですね。

おそらく、数々の観光商品を手がけておられる会社ですし、勝算があったからこその商品開発だろうと思います。
とはいえ、この商品開発に最終的にゴーサインを出した方の勇気(笑)に感服です。

愛知県民としては、これですかね。やっぱり。食する勇気はありませんが…
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(画像は「ご当地グルメ.com」より)
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by lawyer-nishikawa | 2010-08-24 23:42 | 経営のこと

心の中の鬼

「心の中の鬼」

今日は、中小企業家同友会の合同例会に参加してきました。

講師は、中沢孝夫先生(福井県立大学経済学部特任教授)で、中小企業論、地域活性化論、人材育成論が専門だそうです。
企業経営者、技術者からの聞き取りや、市街地、商店街の実態調査を数多く行ってこられたそうで、それだけに事例やちょっとした例えがとても具体的でリアリティのあるお話でした。

講演のテーマは、「成長する中小企業の特徴点」。

中小企業政策はどうあるべきか、から始まり、中小企業の利益率や大企業との違いなどから、某老舗化粧品会社で30年間にわたって粉飾決算が行われていた理由など、幅広く、かつ具体的なお話でした。

なかでも印象に残ったことを。

経営の基本は、先生によれば「心の中に鬼を一匹飼うこと」だそうです。

たとえば、解雇をしなければ会社自体が立ち行かなくなってしまうような場面で、その鬼によって解雇をすることも必要なわけです。
誰だって解雇なんてしたくないですが、それでも必要な時は、社長が泥をかぶって解雇をしなければならない。それは心の中の鬼のなせるわざである、と。
社長は、最後の判断を行う必要がありますが、鬼によって冷静な判断をしなければならない。

鬼一匹。
暴れ過ぎないように飼いたいものです。


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by lawyer-nishikawa | 2010-08-23 23:26 | 経営のこと

餅は餅屋

「餅は餅屋」

きのうは、アイチ士業ネットワークのミニフォーラムに初めて参加させていただいてきました。
ミニフォーラムは、例会のような感じで月1回勉強会が行われるそうです。

きのうは司法書士の方が報告を行われました。

テーマは、最近の案件から。

具体的事案は守秘義務の関係もあるのでお伝えできませんが、面白かったのは会社の登記簿の着眼点。

例えば、
会社代表者の住所地と会社の本店所在地との比較、本店所在地が管轄外へ変更されていないかなどから始まり、電子化以前の登記簿の場合には申請者印欄があってどの司法書士さんが申請したか分かる、などなど。

同じ士業と言っても専門分野は様々。
餅は餅屋、ですね。
ネットワークの重要性を改めて感じた次第です。

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by lawyer-nishikawa | 2010-08-20 23:26 | 法律のこと

営業活動

「営業活動」

毎日暑いですね…。

さて、今回も我らが第4青同チーム会。

もうお一人報告をされました。
その会員さんは、歯科の材料などを扱う会社。


大切なのは、歯科技工士さんや歯科医院さんへの営業活動だそうです。

・客は、見ない聞かない。
・客は、信じない
・客は、今すぐ行動しない
(ですよね、たぶん)

ということを前提に、より効果的な営業を追及しているとか。

数々の成功談を話していただいたのですが、企業秘密に関わる部分もあるそうなので、一部のみ。

たとえばダイレクトメールを送っても開封してくれないこともしばしばあったところ、キャッチコピーやキーワードなどを表に記すことで、ほとんど開封してくれるようになったそうです。

しかも、それらの営業手法を考えてくれているのが、最近入社してくれた営業担当の方だそう。
彼の発想、アイデアによって、数々の営業手法が生み出されているそうです。

今回は営業手法が中心だったのですが、今度はその営業担当の方の成長をどうやって勝ち取ったのか、そのへんの話をしていただきたいと思った次第です。

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by lawyer-nishikawa | 2010-08-18 23:29 | 経営のこと

マンションリノベーション

「マンションリノベーション」

前回も触れた、同友会チーム例会の続き。

今回のプチ報告の一人は、マンションリノベーションを主に行っている設計事務所を主宰している会員さん。

ところで、マンションリノベーション、ご存知でしょうか?

自分もあまり詳しくは知りませんでした。

マンションリノベーションとは、既存のマンション(築年数の古いものが多いようです)の一室を徹底的にリフォームするもの、といった感じでしょうか。
その徹底具合がハンパない徹底ぶりです。
部屋と部屋の壁を取り払うなどは当たり前で、時には水回りの配置も変えてしまって、まったく違う部屋を作り上げてしまいます。ベランダの外にウッドデッキを作ってしまう施工例まで見せていただきました。

報告は、そのリノベーションのコンペで賞を獲得されたというもの。
そのコンペ自体はマンションオーナーの意向に応じて、駐輪場しかなかった入口スペースを、おしゃれなエントランスに変えてしまうというものだったそうです。

いろいろな工夫を重ねられたそうですが、印象的だったのはオーナーの意向で実現していないモノはないという点。

そもそも顧客には「こうしたい」という目的があって、その手段としてリノベーションを考える訳だから、そこで大切なのは、顧客の目的は何か?に耳を傾ける点だそうです。

顧客の目的は、空室を埋めたいといった大きな目的から、他の部屋の入居者に迷惑にならないようにといった配慮を行うような目的まで、様々。

空室を埋めたいということであれば、地域のマーケティングを行って確実に入居者が決まる分野で勝負するとか、他の部屋の入居者に迷惑にならないようにということであれば、配線隠しにしても音の小さな工法で行うとか、それぞれの目的に対応して工事を行っているそうです。

コンペでの賞獲得も、そういった顧客の目的をいかに実現するか、その前提として顧客が考える目的に徹底して耳を傾けることから出発しているからこそ、という気がします。

なかなか難しいですが、大事ですよね

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by lawyer-nishikawa | 2010-08-16 23:08 | 経営のこと

モノづくりの現場

「モノづくりの現場」

少し長い目のお休みをいただいてしまいました。
夏も終わりに近づき、ブログ再開です。
いってみよー(カラ元気?)。

先日、我らが中小企業家同友会第4青同の所属するチーム例会に参加してきました。

今回の例会は、会員さんの工場に行われました。

この会員さんは、鉄工関係の仕事をしておられる、いわば鉄屋さん。
最近、ひとりで株式会社を立ち上げられたとのこと。

工場は、こんな感じ。

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びっくりしたのは、鉄関係なら何でも作ってしまうということ。

現在の主力商品は、アルミの保持炉(というのか?溶解したアルミを温めておく装置)だそうです。
この保持炉、アルミを温めておくヒーターの設置部分や、保温材の工夫などによって、大幅にランニングコストを節約できるエコなおころが、セールスポイントの画期的商品だそうです。

この商品の話は以前に伺ったことがあったのですが、そんなスゴイ商品だけに、その時には何か大きな機械を使ったり、外注に出したりする部分があったりするのかと思ってました。

ところが、上の工場でほぼすべて作ってしまうそうです。一人で。

えー、すごい!
当たり前のことなのかもしれませんが、ほとんど手作りで、いわば腕一本で作ってしまうことが驚きでした。
だから、注文を受けたオーダーメイドなモノも作れてしまうそうです。

まさにモノづくりですよね。

こういうモノづくりの技術や現場が、支えているものは大きいと感じました。

下の写真は、チームのみなさんがなんちゃって溶接を行っているところ。
当たり前ですが、工場オーナーとの腕の違いは一目瞭然でした(笑)。

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by lawyer-nishikawa | 2010-08-13 16:29 | 社会のこと

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