<   2010年 05月 ( 16 )   > この月の画像一覧

債権回収~取引先が倒産の危機にある場合

「債権回収~取引先が倒産の危機にある場合」

たとえば、X社がY社に対して、商品Aを納品しました。支払いは2カ月先と取り決めたとします。
ところが、納品後間もなくして、Y社が倒産しそうだとのうわさがながれてきました。
Y社の社長も行方不明になっているようです。

X社としては、納品した代金を回収できない可能性が出てきました。

どんな手を打つべきでしょうか。

とても基本的なところですが、あらためて考えてみます。

まず、納品した商品AがZ社のもとにある場合、商品の返品を受けることは損失防止方法として効果的です。
ただ、無理やりに持ち去ると窃盗罪や不法行為として損害賠償の対象になってしまいます。
これは、刑法が占有自体を保護しようとしているからです。
なので「赤伝票」(返品伝票)を発行してもらって返品を受けるなど、返品について相手方の同意を得るようにする必要があります。
このケースのように、社長が行方不明の場合には、現場の責任者など一定の権限を有する地位にある従業員の同意を得ておき、社長が見つかった段階で事後的に社長の同意も得ておくとよいかと思います。

また、契約書で商品の所有権移転時期を代金支払い時まで留保しておけば、この自己の所有権に基づいて商品を引き上げることができます(事前に必要な策ですが…)。
但し、この場合でも相手方の同意が必要です。

さらに、納品した商品がZ社にあるので、動産先取特権という担保権に基づいて競売・換価手続をとって、その換価された中から、代金相当額を回収するという方法もあります。

債権回収、これほど典型的なケースでもいろいろな方法があります。

やはり時間とアイデアで勝負の世界ですね。 


★名古屋E&J法律事務所へのお問い合わせはこちらから★
[PR]
by lawyer-nishikawa | 2010-05-31 23:20 | 法律のこと

カッコイイ!500系

「カッコイイ!500系!」

先日、新幹線500系を久しぶりに見て、さらに乗車しました。
いまは、のぞみ退役後、山陽新幹線でこだまとして余生を送っているのですね。

b0155724_2343311.jpg


新幹線500系、やはり新幹線車両のなかでサイコーだと思います。
私も、たくさんおられるであろう500系至上主義者の一人(笑)。

とにかくあのエクステリアデザインです。カッコイイ!
ドイツのアレクサンダー・ノイマイスター社という会社が手がけたそうです。
これでもかと尖った航空機のような先頭形状や円形のような車体断面など、これまでの新幹線車両とは全く異質なデザイン。

新幹線車両は、高速鉄道である以上、エクステリアデザインにおいては「速さ感」を強調されてきたとは思います。
初代の0系にも当時なりの「速さ感」が込められていましたが、その流れと完全に断ち切ったのが500系のデザインです。

カッコだけでなく、当時TGVと並ぶ世界最高速、さらに駅間表定速度という指標では世界最高だったとか。
そんな実力があるところも、たまりません。

ただ、N700系に慣れてしまった身にとっては、乗り心地は悪かったです、やはり。
でも、そんなのカンケーねぇ×3(古いか)

★名古屋E&J法律事務所へのお問い合わせはこちらから★
[PR]
by lawyer-nishikawa | 2010-05-28 23:07 | 趣味のこと

自宅への抵当権設定は慎重に

「自宅不動産への抵当権設定は慎重に」

久しぶりに法律豆知識を。

当事務所には、債務整理を希望してご来所いただくお客さまもおられます。

そのなかには、消費者金融などの債務はあるけれども、同時に自宅を購入して住宅ローンを支払っている。
この自宅だけはなんとしても守りたい=住宅ローンは払い続けたい、との希望の方もおられます。

そんな方にぴったりなのが、個人再生手続き。自宅を売却せずに債務整理ができます。

この手続は、一定期間(原則3年間)、一定金額(いくつか指標がありますが、大体は100万円か債務額の2割の大きい金額の方)を支払えば、残りは支払わなくてよくなる(免責される)というもの。
そして特例をつかえば、自宅を売却せずとも免責を受けることができるのです。

ただ、この個人再生にも、定期的な収入があることなど、いくつかの前提条件があります。

そのひとつが、自宅に住宅ローン以外の抵当権が設定されていないこと。
住宅ローン以外の借り入れ分について、自宅に抵当権が設定されていると、この手続を使えないのです。

この関係で、時々あるのが、消費者金融などが抵当権をつけている場合。
もちろんこの場合には上記特例は使えなくなりますので、任意で分割払いをしていくか、自宅をあきらめて破産手続きをとるかのどちらかになります。

自宅不動産に抵当権を設定することは、こんなところにも影響が出てきます。

とはいっても、抵当権設定するときには、債務を整理する事態になってしまうとは夢にも思わないですよね…。

ということで、あまり実りのないアドバイスですが、とにかく抵当権設定は慎重になってなりすぎることはないかと思います。

★名古屋E&J法律事務所へのお問い合わせはこちらから★
[PR]
by lawyer-nishikawa | 2010-05-27 19:46 | 法律のこと

普天間基地問題の迷走

「普天間基地問題の迷走」

普天間基地問題、迷走を続けています。
政府は辺野古案で決定したいようですが、まだまだそう簡単には決まらないと思います。

普天間基地の県外国外移設を主張して政権を獲得した民主・鳩山政権。
去年12月に(なんの根拠があってか)5月末決着を宣言し、その後迷走を繰り返したあげくに、結局当初の辺野古案。

たしかに、「史上最も無能な政権」との烙印も免れないかもしれません。

しかし、迷走がここまで続いたことにも意味がないわけではないように思います。
政権就任直後に、県外国外移設の公約を捨て去ってもよかったわけで。

ここまで迷走が続いたのは、むしろ、彼らが掲げた「県外国外移設」という公約に正しさ、正義が宿っていた、だからこそ簡単に公約を捨て去ることができず、迷走しつつも公約を実現しようと努力せざるをえなかったのではないか、と。

普天間基地は「世界一危険な基地」であり、周辺住民の被害=人権侵害は甚大です。
基本的人権の擁護という弁護士の任務に照らした場合、被害救済のためには県外でも国外でも、とにかく無条件撤去しかない、と思われます。

少なくともその点と一致する限りで「県外国外移設」という公約は正義を持ちえている、だからこそ広く支持を集めることができた。
そうであればこそ、現時点においても「県外国外移設」の公約は守られなければならないと思うのです。

★名古屋E&J法律事務所へのお問い合わせはこちらから★
[PR]
by lawyer-nishikawa | 2010-05-26 23:29 | 環境のこと

ソーシャルイノベーター

「ソーシャルイノベーター」

少し前にTKCの雑誌に、対人地雷除去機の話が載っていました。

言うまでもなく、カンボジアを始めとして内線などが続いた国では、いまだに多数の地雷がそのままになっています。
世界中で埋まっている地雷は1億個を優に超え、年間3万人が被害を受けているとか。

このため、被害を防ぐには地雷除去作業が必要となります。

山梨日立建機械は、試行錯誤の上、自社の油圧ショベル(パワーショベルみたいなもの)を改良することで、開発に成功。
現在、7ヶ国に70台を納入しており、世界的にも圧倒的シェアだそう。

開発にあたってはカンボジアを何度も訪れ、地雷除去だけでなく、その後の農業に役立つことも大事との現地住民の意見を採り入れているとか。
また、納入先の現地状況に合わせたオーダーメードの細かな開発を行っていたり、さらには納入後も運転整備などの技術指導や、無償の巡回サービスを行うなどアフターケアも行っているとのこと。

なるほど。世界トップシェアを獲得するだけの理由があるようです。

“社会貢献的企業活動”であるからといって、おごり高ぶらず、当たり前の企業努力を重ねる。

うーん、美しい。

★名古屋E&J法律事務所へのお問い合わせはこちらから★
[PR]
by lawyer-nishikawa | 2010-05-25 22:28 | 経営のこと

温泉宿

「温泉宿」

週末、青森県三沢市に出張に行ってきました。

三沢では会議に参加して、そこの旅館に宿泊しました。
団体だったこともあり、いわゆる大旅館。
収容人数1250人、大宴会場に大浴場。広大な敷地内には、みやげものはもちろん、居酒屋、ゲーム、カラオケ、と何でも揃ってます。

“ここで全てが揃います”というのが最大のコンセプト、という印象。
ただ、それ以上には印象に残るものはあまりなかったような…。

他方、三沢市から青森空港へ帰る途中、ちょっと寄り道して立ち寄ったのは、国民温泉酸ケ湯(すかゆ)。

ここは300年前から開かれていたという温泉宿。
八甲田山麓にある一軒宿で、周りにはいわゆる温泉街などは一切なし。
今でも湯治に訪れる人が多く、「国民保養温泉地」第1号に指定されているそう。
宿やお食事処では、「食は命、食は心の祈り」として「採れたての山菜や新鮮な地場産の素材が中心の郷土色豊かなお料理」がいただけるそうです。
そして、浴場は「ヒバ千人風呂」という総ヒバ造りの大浴場ですが、かなり古くからのもののようで、いい味を出してました。

前者の大旅館であれば、他で提供されるサービスと大差ないように思うので、三沢市での宿泊の必要がない限り、わざわざそこへ泊まりに行くことはないと思います。

逆に、後者の温泉宿はそこを目指して泊まりに行くこともあるように思います。ワン&オンリーな浴場の雰囲気、地場産の料理など、そこでしか提供されないサービスがあるように思うからです。

どのような価値を提供し、伝えていくのかについてのヒントがあるように思いました。

ただ、「ヒバ千人風呂」って混浴なんですよね。それがちょっと…。

★名古屋E&J法律事務所へのお問い合わせはこちらから★
[PR]
by lawyer-nishikawa | 2010-05-24 23:00 | 日々のこと

瀬戸内の離島にて④

「瀬戸内の離島にて④」

引き続き祝島ネタです。

実は、この祝島の対岸には原子力発電所が建設されようとしています。
地元では、20年以上にわたって反対運動が展開されています。

難しいことはさておいても、これほどまでの長きにわたって祝島の人たちが反対しているというからには、もはや原発建設の正当性は残されていないように思います。

結局20数年以上かかっても、中国電力は祝島の人たちを説得できなかったということからすれば、その説得の論理には正当性がないのではない、ということではないか。

こういった公共事業は、地元の合意が何十年かかっても取れないのに、それでも計画変更なく推進される場合が少なくないように思います。
その場合、「理解が得られなかった」等の発言が行政から聞かれますが、それはむしろ「理解」することに正当性、合理性がないことのあらわれではないでしょうか。
自分たちの言い分が通らない場合には、それに納得しない人たちの「理解」が足りないのだ、とする上から目線の議論、というと言い過ぎでしょうか。

なんとかしたいものです。


★名古屋E&J法律事務所へのお問い合わせはこちらから★
[PR]
by lawyer-nishikawa | 2010-05-21 22:35 | 環境のこと

瀬戸内の離島にて③~トイレ

「瀬戸内の離島にて③~トイレ」

引き続き、瀬戸内の離島=祝島ネタです(すいません)。

b0155724_9512885.jpg


1泊2日の滞在中、U氏のお宅を訪問する機会がありました。

中庭では子ブタが1匹、柵の中で走り回ってました。
生後28日目だとか。

この子ブタ、なぜ隔離されているかというと、子ブタはみんな親ブタのおっぱいを飲んで育ちますが、その際に産まれた順番でマイ乳首が決まっているそうです。
で、たまに乳の出ない乳首があるそうなのですが、そこがマイ乳首にあたってしまった子ブタは、他の乳首に変えることができないので、結局栄養分が取れずに死んでしまうそうです。

なので、その場合は隔離して人が育てるそうです。
ちょっと運が悪かった子ブタなのでした。

で、トイレの話。

U氏のお宅のトイレは、水が流れません。一切流れません。
かといって、いわゆる汲み取りもしていません。

でも、汚れものは溜まらない。

なぜか。

バイオの力なのだそうです。

トイレの中には、おがくずが入っています。
このおがくずが、どうにかこうにかなって(すみません、よく分かっていません)、汚れものを分解してしまうのだそうです。

汚れものは分解されて、ナントカとナントカに変わるので、総量もどんどん減っていくとか。
汲み取るよりも、むしろ分解された分のおがくずを追加していかなければならないそうです。

実際に使ってみたんですが、汚れものの嫌なニオイは全くなし。
むしろ、さわやかな木の香りがほのかにただよっているくらい。

使用後は、ボタンを押しておくだけ。
ボタンを押すと、中に入っているおがくずを機械がぐるぐると回しておいてくれます。

これだけ。
まさに究極のゼロエミッション。

これを開発した方も、U氏の同友会仲間だったとか。
入院か何かで経営危機になりそうになった時に思いついたアイデアだそうです。

人間追いつめられると、強いですねー。

山小屋等の水が引けないところなどに普及していっていそうです。

★名古屋E&J法律事務所へのお問い合わせはこちらから★
[PR]
by lawyer-nishikawa | 2010-05-20 23:45 | 経営のこと

瀬戸内の離島にて②

「瀬戸内の離島にて②」

(先日の続きです)U氏の農園から出荷される豚や肉牛はなぜ市価の3倍で取引されるのか。

U氏の農場は、島内の耕作放棄地=過去に水田だったりしたけど20~30年とか耕作されずに放っておかれている場所を利用しています。
耕作放棄地には、雑草ばかりでなくつる系の植物や、はては雑木までがジャングルのように生い茂っています。
ここに、豚や牛を放牧。
そうすると、豚や牛はそれらの葉を食べます。豚の場合には、地下茎や雑木の根までも掘り起こしていきます。

そうすると、半年~1年ほどもすると更地同然になってしまうとか。
この場合、牛や豚が口にするのは、いわば自然食品なので安心安全。
さらには、耕作地内を動きまわって食事をするので、引き締まった身体ができる。
牛や豚はとても健康。
U氏の農園の牛や豚は、病気で死んだことはないそうです。もちろん、口蹄疫とも無関係。(唯一の死因は乳飲み子の時に親豚の下敷きになることだそう~これはこれでかわいそうですが)

そして最も重要なことは、これが旨いということ。

b0155724_1344624.jpg


言葉にすれば、オーガニックやロハスといったものが当てはまる。そしてそこが評価されているようで。
ローカルの優位性を最大限に活かした経営です。

際限のない価格競争に巻き込まれることなく、品質で勝負して市場で圧勝。
まさに価値を創造し、それを市場に伝えておられる。
スバラシイ!

きけば、以前に住んでおられた北海道では中小企業家同友会会員だったとか。
ナルホドです。


★名古屋E&J法律事務所へのお問い合わせはこちらから★
[PR]
by lawyer-nishikawa | 2010-05-19 13:45 | 経営のこと

資金繰り計画

「資金繰り計画」

先日、自分が属する中小企業家同友会の例会に参加してきました。

テーマは、自分で資金繰り計画が立てられますか、というもの。
社員31人を率いる税理士事務所所長のU氏の基調報告です。

中小企業の弱点は人材難と資金の脆弱性にある。
しかも、中小企業の最期は資金繰りの破綻が原因の大半を占めている。
これを前提に考えると、資金繰り計画が大切に。

ただ、資金繰り計画は、それ自体が自己目的なのではなく、その計画を立てることを通じて、経営課題の改善を図ることも重要だとのことでした。

改善のカテゴリーは、
・売上
・利益率
・固定費
・返済金額
こういったカテゴリー別に、それぞれ改善を図っていくべきだ、と。

さらには同友会は、こういった資金繰り計画や経営課題の改善について、お互いに相談にのってもらえる、学びと実践がある、というところまで話が及んでいきました。

U氏はいつも元気!前向き!話が面白い!ということで、基調報告を楽しみにしていたのですが、期待を裏切らない充実の内容でした。

勉強になります。
ィイネ!同友会!

★名古屋E&J法律事務所へのお問い合わせはこちらから★
[PR]
by lawyer-nishikawa | 2010-05-18 23:10 | 経営のこと

弁護士ニシカワケンイチの日々~現在休止中


by lawyer-nishikawa

プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ

全体
法律のこと
日々のこと
社会のこと
環境のこと
刑事事件のこと
病院のこと
経営のこと
税務のこと
趣味のこと

フォロー中のブログ

名古屋の人材育成コンサル...
和菓子屋の愉び
トンボにみせられた少年の日記

検索

以前の記事

2011年 02月
2011年 01月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月

メモ帳

ライフログ

最新のトラックバック

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧