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クリスチャン・ラクロワ

「クリスチャン・ラクロワ」

今年の5月末、クリスチャン・ラクロワが、業績不振によって破産保護を申請、破綻の危機に陥っています。

クリスチャン・ラクロワは、フランスの服飾ハイブランド。
到底手が届く値段じゃないので、買ったことはないですよ。念のため(笑)。

時々チェックしていたコレクションは、独特の世界観を表現しているように思えました。
きらびやかでゴージャス、でも頽廃的でゴシック的な雰囲気もあり、他のブランドにはない輝きを持っていました。

一般的評価としても、モードの歴史を塗り替える鬼才、フランスを代表するデザイナーの一人、とされているようです。

そのラクロワが、世界的不況のあおりを受けてか、存亡の危機に立たされています。
幸い、現在のところ、いくつかの企業がスポンサーとして名乗りを上げているようで、これがうまくいけば、ラクロワブランドは持ちこたえられると考えられます。

この一件で思ったことは、フランスの文化に対する姿勢。

フランス文化担当相は、「ラクロワのブランドを失うのは文化的な損失」だとして、政府として解決策に協力する意向を示した、とか。
また、破産保護申請をして以後、多くの人々がラクロワの存続のために無償の協力を行い、7月にコレクションを行った、とか。
さらには、「街を歩くたびに市民から励まされ、それが支えになっている」とのラクロワの言葉。

政府も市民もフランスという国全体で、ラクロワを支えようとの姿勢が痛いほどに伝わってきます。
自国の文化に誇りを持ち、自国文化を愛している国民性がそうさせるのでしょうか。

ひるがえって、我が国です。
たとえば、同じく服飾ハイブランドのヨウジヤマモトも経営危機だとの噂が流れています。
ヨウジヤマモトも、独自のシンプルかつ大胆なコレクションで、海外を中心に確固たる評価を得ているブランドです。
そのヨウジヤマモトを日本は支えることができるのでしょうか。
この国では、そもそも一服飾ブランドを支えるべきか、というところから議論を始めなければならないのかもしれませんが…。

自国の文化に対して誇りを持ち、必要な援助を行う。
いまの日本にはまだまだ足りない部分のように思います。


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by lawyer-nishikawa | 2009-09-25 13:36 | 社会のこと

泡瀬干潟埋め立て中断へ

「泡瀬干潟埋め立て中断へ」

沖縄に出張してきましたが、現地の「琉球新報」には、こんな見出しが。

「泡瀬埋め立て中断へ 前原沖縄・国交相が表明 中城湾港泡瀬干潟埋め立て事業で『1期中断、2期中止』の方針を明らかにする前原誠司沖縄担当相=17日午後、国交省」

1面大トップ、大きな見出し文字です。

泡瀬干潟は、現在沖縄市が埋め立て事業を行っていますが、この埋め立て行為によって貴重な自然が破壊されてしまいます。
この埋め立てをやめるよう求めた裁判で、去年11月、那覇地裁にて今後の公金支出をしてはならないとの判決が出ています。裁判は、現在控訴審に移っており、10月には判決がくだされる予定です。

このタイミングでの前原発言。
本当に、中断・中止が実現すれば、すごいことです。
現地の弁護士によると、いま埋め立て工事を中止すれば、泡瀬干潟の自然を守るのはまだ間に合う、とのことでした。

もちろん、工事を推進したい沖縄市との関係やその他のプレッシャーはあると思いますが、ぜひとも、実現してもらいたいものです。

ところで、興味深いのは沖縄県内と本土との取り上げ方の違い。
自分も、この前原会見のニュースはチェックしていましたが、でていたのは八ツ場ダムとかのことくらいで、泡瀬の「あ」の字も出ていませんでした(チェックした限りでは)。
それが、沖縄に来てみるとトップ大見出しの扱い。
おまけに、前原氏の肩書は「沖縄担当相」(本土では「国土交通相」扱い)。

沖縄県の県内問題に対する意識の高さを感じました。


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by lawyer-nishikawa | 2009-09-19 22:58 | 社会のこと

キーワードは「おつかれさま」

「キーワードは『おつかれさま』」

こんばんわ

今日は、大阪へ日帰り出張に行ってきました。
で、会議が終わって、大阪で居酒屋へ。

人数の関係もあったので、何軒目かのお店で入ることができました。
つまり、これといって行ったお店でなく、なんとはなしに入ったお店です。

で、まずは、みんなビールでカンパイ!
そうすると同時に「おつかれさまー」の声が。
お店のスタッフ全員で、自分たちの乾杯に声をかけてくれるのです。
初めての体験なのでびっくりしました。
何度乾杯しても同じく「おつかれさまー」の声が飛びます(笑)。

そういえば、以前に。同じく大阪でひいきにしていた大阪駅前ビル地下の居酒屋(廊下にまで椅子を並べてたなぁ)も、おしぼりを渡す時にスタッフが「おつかれさま」と言って渡してくれてました。仕事でなくて遊びで行ってた時には、心苦しかったですが。

なんか、いいですよね。
その人の日中、どんな仕事してるかは知らないけど、「おつかれさま」であることには間違いないわけで。
とにかく一日がんばった人に、ねぎらいの言葉をかけるってのは、悪くない感じです。

結構変だけど、ちょっと気に入りました。

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by lawyer-nishikawa | 2009-09-12 02:54 | 日々のこと

地球温暖化で海が酸性化

「地球温暖化で海が酸性化」

最近の最先端の研究で、海洋酸性化という議論があるそうです。
地球温暖化によって、濃度の高くなったCO2が海に取り込まれ、海が酸性化しているとのことです。
気候変動における政府間パネル(IPCC)第4次報告書においても、指摘されています。

そもそも、CO2は大気と海の間を行き来するものであるところ、大気中のCO2濃度が高くなると、そのバランスをとるべく海が大気中のCO2を取り込もうとするそうです。

産業革命以来、急速にCO2濃度が高くなっているため、海はCO2をこれまで以上に吸収しており、その結果、酸性化が進行しているとのこと。

では、酸性化が進行するとどのような影響が生じるのか。

まだまだ研究途上の議論のようですが、酸性化が進むことで生物の骨格となる殻や骨が作れなくなってしまうそうです。
海洋生物は、骨格や殻を海洋中の炭酸カルシウムを取り込んで作っているそうですが、酸性化が進行すると、それを中和するために炭酸イオンが利用されてしまい、生物が使うための炭酸カルシウムが減ってしまう。
その結果、うまく殻などを作れない生物が減少してしまい、食物連鎖のバランスが崩れていってしまう可能性がある、とのことです。

これ以外にも、まだまだ研究課題はあるようで、これからの分野のようです。

うーん。
温暖化の影響は、こんな形でも現れるんですね。
いまさらながら、深刻です。


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by lawyer-nishikawa | 2009-09-09 00:40 | 社会のこと

2009年4~6月期GDP 景気回復??

「2009年4~6月期GDP 景気回復??」

先日、政府より4~6月期のGDPの第1次速報値が発表されました。

実質成長率が+0.9%になったということで、「不景気脱出」「景気回復」との見方もあるようです。

しかし、実質0.9%増とはいっても、前年同期比で見ると実質成長率は6.4%減。名目成長率も5.9%減。前年同期比でいくと、マイナス指標です。

プラス指標に寄与しているものは、個人消費(前期比0.8%増)と公的資本形成(同じく8.1%増)、輸出(同じく6.3%増)。

ただ、個人消費が増加したのは、自動車の「エコ」減税や家電の「エコ」ポイントによる需要増と言われており、これは一時的なもの。消費関連指数によれば、デパートやスーパー、コンビニ等の売上げは、軒並み減り続けており、個人消費は根本的な改善に至っていないようです。
個人所得が伸びておらず、失業率も過去最悪なんだから当然ではありますが…。

また、企業にとって重要な企業設備投資は、前期比4.3%減。前年同期比では22.8%減となっており、企業としては景気回復の見通しが立っていないように思えます。

公的資本形成や輸出が多少プラスになったとはいえ、個人消費の本格的回復や企業の景気回復見通しはまだまだといって状況では、やはり「景気回復」と言うには、まだ早そうな感じです。

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by lawyer-nishikawa | 2009-09-08 02:46 | 社会のこと

税務勉強会~Permanent Establoshment

「税務勉強会~Permanent Establishment」

最近、税理士さんを中心とした税務勉強会にお誘いをいただいて、参加させてもらっています。新たに学ぶことばかりで、いつも勉強させてもらっています。
この場を借りて、感謝!です。

さて、今回はその税務勉強会から。

国際課税という分野があるそうです。
人やモノが国境を越えて移動したり、移動した先で事業活動を行ったりした場合、本国か移動先の外国か、どちらに課税権があるのかが問題となります。
国家にとっては、自国の税収を確保する必要があるため、必死になるわけで、非常に重要な問題と考えられます。
これを解決しようとするのが、国際課税の分野。

その国際課税上のルールの一つに、「PEなければ課税なし」というルールがあるそうです。

PEとは、Permanent Establishment。恒久的施設と訳されます。
この恒久的施設がなければ課税されない、というルールです。
これは、自国内に居住の実態がない者に対して課税する際、PEがあると基本的には課税対象になり、税金の内容が左右されます。
たしかに、居住の実態がない場合でもPEがあれば、外国人でも自国内に根を下ろして事業活動を行っているといえ、課税の必要が生じそうです。

しかし、問題は、いかなる施設であればPEと言えるのか、という点です。

一般的には、事業を行う一定の場所であり、支店、事務所、作業場などを言うそうです。
ただ、資産を購入するだけ、資産を保管するだけのために使用する場所は、このPEに当たらないとされています。

しかし、その判断は現実には難しい。
この点で問題になったのが、アマゾン(米国本国法人)が日本の国税当局より過去3年間にわたる追徴課税(140億円!)を受けたという問題です。

ちょっと力尽きてきたので(笑)、続きは次の機会に


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by lawyer-nishikawa | 2009-09-04 07:41 | 法律のこと

激震~次の総選挙に向けて

「激震~次の総選挙に向けて」

先日、投票・開票が行われた総選挙、自民党が1955年の結党以来初めて第1党の座から転落、民主党が308議席を獲得しました。

政権交代ということで、事前に民主党が約束していた事項を実現してもらうようにすることが大切だろうと思います。
八ッ場ダムは早くも凍結かということのようですが、そのほかにも諫早湾の開門調査や川辺川ダムの中止、普天間基地の県内移転の見直し、などなど。

ところで、今回の総選挙結果は、民主党の積極的支持ではないと言われています。
自公政権への批判なのだと。

たしかに、この間、自公政権は新自由主義化を推し進め、社会保障費を削り、中小企業をつぶし、格差社会をつくって、庶民の暮らしをめちゃくちゃにしてきました。
その政治に対する批判票が民主党へ集中したのだと、自分も思います。
国民は自公政権の次の選択肢を選んだのでしょう。

ただ、民主党も根本は自公政権と変わらないとも言われています。
そりゃ、もともと自民党出身の人たちが多数を占めている党なんですから。

だとすると、民主党の「改革」が一段落すれば、これまでの自公政権と大差ないなーという失望感が、必ず、再び訪れるのではないでしょうか。

では、その時、民主政権の批判票はどこへ向かうのか。
放っておけば、また自民政権に揺り戻しがきてしまうようにも思います。

揺り戻しを吸収できる別の座標軸が、次の変革までの間に出来上がるといいのですが。

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by lawyer-nishikawa | 2009-09-02 09:59 | 社会のこと

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