勤務医~過酷な宿日直

「勤務医~過酷な宿日直」

勤務医というのは、厳密にはどこまでの範囲を指すか議論がありますが、とりあえず開業しておらず、どこかの病院に勤めているお医者さんを指します。

勤務医の先生方は、科にもよるそうですが、すさまじい労働を強いられているそうです。

一般的なデスクワークなら、労働時間は月曜から金曜までの間で、午前9時から午後5時か6時ころまで、というのが通常だと思います。
もし、夜働くのであれば、夜勤というシフトが用意してあって、午後10時から午前6時までとか決まっていて、夜勤が明ければ、帰ることができます。

ところが、勤務医の場合、夜勤という概念はほぼないそうです。
代わりにあるのが「当直」。

当直にあたると、朝きちんと病院に来て外来診察や病棟巡回の仕事をこなす。
そして夕方からそのまま「当直」として病院に泊まる。
そして翌朝からは、また通常勤務をこなす。

「当直」というのは労基法規則における「宿日直勤務」の宿直勤務。
厚生労働省によると、「本来業務は処理せず、構内巡視、文書・電話の収受又は非常事態に備えて待機するもの等であって常態としてほとんど労働する必要がない勤務」だそうです。
まー、守衛さん的な仕事に近いものを想定しているようです。

しかし、現実をお聞きすると、科にもよるが、翌朝までなんら日勤と変わらない業務を強いられるようです。
そして翌朝もそのまま日勤で仕事。
長い時には宿直前の日勤と合わせて、40時間連続で働いたこともあるとのこと。
看護師さんらが「夜勤」というシフトで働いているのとは大違い。
もはや、物理的な人間としての限界に挑戦!といった感じです。

さすがの厚生労働省もこの点については通達を出すなどして、適正化が図られるように指導しているようですが(平成14年3月19日基発0319007号)、現実にはまだまだ。

そんななかでも、勤務医の先生方ががんばっておられるのは、人を救いたいという純粋な職業倫理からだと思われます。

しかし、心身を壊してしまってからでは取り返しがつきません。
なんとかできないのか、今後考えていきたいと思います。

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by lawyer-nishikawa | 2009-10-06 12:56 | 病院のこと

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