オービス手前の速度警告板

「オービス手前の速度警告板」

こんにちは

先日、高速道路をクルマで走る機会がありました。

高速道路に限らず、ところどころに速度違反自動取締装置=いわゆるオービスが設置されています。

このオービスというのは、レーダーや地中のコイルで通過車両の速度を計測、速度違反車両だと判断できれば、その車両・運転者を撮影し、後日処分を行うというものです。

このオービスには誤作動の可能性など、問題点がいろいろあるようです(誤作動の可能性については機会を改めて考えてみたいと思います)。


ところで、オービスが設置されている場所には、必ずその手前に速度警告板(「自動速度取締機設置区間」など)が設置されています。

この理由は、ご存知ですか?


オービスの問題点の一つに、それが写真撮影をするものであることから運転者や同乗者の肖像権(プライバシー権)の侵害ではないか、というものがあります。

その昔、最高裁判所の判決で、警察官が正当な理由もないのに個人の容ぼう等を撮影することは、憲法一三条の趣旨に反し原則としては許されないが、一定の要件のもと例外的に認められると判断したものがあります(京都府学連事件)。

このため、個人の容ぼう等を撮影するオービスも例外的にしか認められないということになります。

ただ、事前に撮影を告知をしておけば、推定的同意(?)があるとのことで肖像権を制約することになっても大丈夫だ、と考えられているようです。
そこで、速度警告板を設置して、事前に告知をしている、と。

一応、憲法上の人権に配慮しているということなんでしょうが、Nシステムでは、そんな告知もなくバシャバシャ撮影してプライバシー侵害をしている割には、へんに律儀な感じがします。
そんな警告板だけで肖像権制約の要件をクリアするのかも、よくわかりません。

もっと他にも、警察が人権に配慮しなければならない点はあるはずですが…。


とはいえ、オービスの有無にかかわらず、自身の責任で安全運転を心がけたいものです。

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by lawyer-nishikawa | 2008-12-14 18:22 | 日々のこと

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